また間が空きました、記憶の彼方な18ヶ月前のベルリンの覚書です
ドイツに行くときはだいたいもう一箇所、1フライト程度で行けるどこかへ出かけることが多いのですが
この6月はなかなか詰まっていて、珍しくベルリンのみだった滞在の前半の昼はザックリ省略
いきなり夜のベルリンフィル、この夜はBPh指揮者デビュー50年のバレンボイム
その50年前1969年と同じハイドン交響曲95、ベートーベンピアノ4、シューマン交響曲4というプログラム
(ドヤ、懐かしいやろ!言われても50年前はちょっと…)
ベートーベンを弾く予定だったルプーがキャンセル、代わりにピリス登場という軽い驚きはあったものの
今回のお目当はピアニストより「名誉指揮者」を贈られた「バレンボイムを観る」ことだったので無問題
別の夜は在伯友人と待ち合わせ、オイローパセンター地下にあるバイエルン料理の店で軽く午餐
ザ・ドイツという外観と内装、夜もヴァイスブルストを提供するいかにもツーリスト向けなこちらのお店
プロセインでバイエルンという突っ込みはさておき、じつは味もなかなか、お値段もベルリン市内にしては手頃、けっこう頻繁に利用していたりします
ドイツの初夏の名物シュパーゲルなど大いに堪能し夜はまたベルリンフィル
この時はフィルハーモニーを第2拠点としているシュターツカペレ・ベルリンの定期演奏会
夏場のシュターツオーパーじゃない方の定期演奏会は観客も非常にカジュアルな装い
世界でいちばん好きな指揮者メータのシュトラウス2本立て、演目よりソプラノソリストより、この頃83歳の高齢で立つのもやっとな様子が心配
実際に半年後のベルリンフィル・ブルックナー8番は椅子に着席のまま指揮してたし
もう日本やNYはじめ世界ツアーとか止して、ホテルアドロンに監禁…じゃなくて、ゆっくりしてもらって、移動はクアドリガに括り付けて(ヒドイ)ベルフィルとシュターツオーパーだけ出てくれたら良いよ(己の欲望全開)
巨匠をベルリン軟禁という妄想をしつつ、帰国直前にスーパーでシュパーゲル・ヴァイス2kgと
世界手抜き料理愛好家御用達、クノールのオランデーズソースを買って雑なベルリンから帰国します